かわかみワークとは?

〈事業協同組合かわかみワークとは?〉

川上村には、個人事業主をはじめとする小さな事業所が多く、年間を通じて働き手を雇うことが困難です。「繁忙期に働き手が欲しい」、「後継者となりうる人材が欲しい」という事業所側の要望はあるものの、年間を通じて安定した仕事をしたい、という働き手側のニーズとは大きな隔たりがあります。

このような状況を何とか打破できないものか。この思いで、2020年6月に施行された「地域人口の急減に対処するための特定地域づくり事業の推進に関する法律」(※)に基づいて、2021年2月に事業協同組合かわかみワークが設立されました。川上村で働き手を求めている事業所に対して、かわかみワークでマルチワークとして、正規雇用した職員をそれぞれの事業所に派遣し、さまざまな仕事に従事してもらう仕組みをつくりました。

特定地域づくり事業とは(下記の総務省HP参照)

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/tokutei_chiiki-dukuri-jigyou.html

〈マルチワークとは?〉

マルチワークは年間通じて1ヶ所ではなく、複数の職場で複数の仕事に従事する働き方のことです。川上村の事業所は季節やイベントに応じた仕事はあるものの、年間通じて雇用することは難しいのが現状です。かわかみワークは村内にある事業所のニーズと正規雇用した職員のニーズに応じた仕事を組み合わせる、win-winの地域密着型のマルチワークを推し進めています。

〈かわかみワークの働き方〉

かわかみワークでは「働く×住む」を軸にした地域密着型のマルチワーカーを求めています。「働く×住む」を一緒にすることで、川上村のことをよく知ることができ、より住みやすくなると考えます。そのため、かわかみワークでは雇用の条件として以下の2点をクリアしていただく必要があります。

  1. 年間通じて2か所以上の川上村内にある事業者に勤務してもらう。
  2. 川上村に住みながら働く。

 

〈具体的な働き方の例〉

かわかみワークでの働き方は、以下の2種類があります。

また、かわかみワークではマルチワークの職員と月に1~2回程度面談を実施し、3か月毎に勤務先を見直すことで、働き手に合った職種や働き方を一緒に考えていきます。

  • かわかみワークで働ける具体的な職種は、林業、食料品製造業、木材・木製品製造業、金属製品製造業、小売販売業、飲食店業、宿泊業、社会福祉・介護事業などがあります。